中学受験のメインは国語ですが、公立中高一貫校の適性検査対策においても国語力をつけることが第一の目標となります。 国語力は全ての教科の基礎であると言い切っても過言ではありません。問題文は日本語で書かれており、その設問の意味を過不足なく十分に理解することがまず大事です。
ところが「国語は日本語だから、勉強しなくても大丈夫」とか、「国語は問題を解いていっても成績が伸びにくいから、その分を別の教科にまわそう」とか、「子どもは本をよく読むのに、なぜか国語が苦手」という声を聞くことがよくあります。 しかし、こういう態度や思考では、中学受験において国語問題で大きなミスをすることになりかねません。最近の国語問題の傾向として作文や小論文で自分の考えを表現する問題が出題されています。 国語の場合は、真面目に塾に通い、膨大な問題をこなしてきたのに、なぜか本番になるとどうすればいいのかが分からなくなり、解けなくなってしまうようです。 国語は文章の内容を正確に理解しているかというのを試すものなので、日本人だから出来て当たり前ということはありません。
国語力を伸ばす秘訣はわが子の自我が目覚め日常会話において子供なりの持論を展開し、多少反抗的になってたときが国語力を伸ばすチャンスです。親御さんが反抗的なわが子に冷静さを失うことなく会話の内容を膨らませ言語能力を磨くことに利用するのです。 基本的に普段から日常の会話が少ないと、自分の意見や考えをうまく表現することができません。反抗的な態度のわが子には冷静さを失いがちになることは理解できます。しかし、多少の理屈っぽさが目についてもも物事の対立関係を理解し把握するには日常での議論や会話が一番効果的であるのです。 その会話の中で将来なりたい職業をわが子のイメージさせることができればそれは学習意欲の動機付けの第一歩です。
また国語では中学以降の英語と同様に文法のマスターがポイントになります。具体的には副詞の働き、接続詞、助詞の違い、敬語の使い方を正確に理解し身につける必要があります。 さらに、随筆文、短歌、俳句の対応も考えなくてはなりません。興味が湧かず感情移入かできない場合最低、短歌三十一音、俳句十七音の形式と代表作品とその作者名を覚えることが大切です。
中学受験の国語で頻出の「説明文」が苦手な人は努力が必要です。説明文は感覚やセンスでは解けません。作者がたてた筋道を理解することからはじめ主張を正確に理解することが問題を解くために重要です。 また、説明文で厄介なのは、専門用語や抽象的な表現といった普段の日常生活で出てこないような言葉が沢山出てくるところです。
受験生はまだ小学生です。普段は両親や兄弟、友達など論理を意識しなくても付き合うことができる人たちと過ごすことが多いので、感覚で話しても伝えたいことが十分伝わります。 それに対し説明文は、論理というルールに従い、文章は比喩や隠喩を使い文章全体が抽象的で、その理由や具体例、他の具体例という風に書かれています。 論理を身につける訓練をすることで説明文をマスターすることができます。
中学受験の国語で「物語文」も頻出です。物語文が苦手な人は、物語文こそ個人のセンスや今まで積み上げてきた読書量だと思ってかも知れません。しかし、物語文は主人公の心情を表す「客観的な理由」を意識する必要があるので、センスや読書量も残念ながら役に立ちません。 物語文は、文中に出てくるセリフや動作からのみ解答を導く根拠を探し、個人の主観を排除して、心情を分析できねばなりません。
中学受験の国語で全体的に苦手な人は、読むのが遅い、文中に知らない言葉が沢山出てきて理解することができない、なんとなくは分かるけど、解答の根拠が分からないという人が多いようです。
国語も人によって間違え方や苦手な要因、具体的な対策が違います、個別に対応する必要があります。 しかし他の教科に比べると覚えることが少ないため、短期間で得意分野に変えてしまうことも可能です。 また、どうしても大変な場合は、「適語選択、指示語内容、文章挿入、空欄補充、並べ替え、表現選択、内容説明、防戦解釈」の答え方のみ受験テクニックをマスターするのもいいでしょう。 もちろん、漢字や熟語は地道に勉強することを忘れてはなりません。